6/11 おがわ屋の顧客様向け。耳小骨の覚え方。


迫田さん

私が通っていた柔整の学校で、同じクラスに「迫田さん」というお方がいらっしゃいました。


【迫田さん】
年齢・・67歳(現在)
前職・・厚生労働省
性格・・曲がった事が嫌い


いきなり初めての授業の時に

「私は柔整師の業を取り締まる仕事をしていました。これからは、実際の現場を正していこうと思い資格を取る事にしました。」

と胸を張って少し偉そうに言っていたのを鮮明に覚えています。

髪を染めたモノトーンのモヒカンの変な人だ。という印象です。



官僚あがり

ある実技の授業中、先生がこういう話をされました。

ー 先生「今度知り合いが新しい整骨院を開業したのですが、そこはベッドが4台あって先生が2人います。
営業時間が〇時~〇時までなので、一回15分のマッサージと電気を10分あてて一人の目安25分だとしたら、それを二人でやるとすると一日に最大〇〇人はこなすという事になり

いきなり挙手をして立ち上がり猛然と意見を言う迫田さん。

ー 迫田さん「先生それは間違っていますよ!!柔整師はマッサージをするものではないです。それは業でないです。間違ってます!!」

ー 先生「いやいや。そうは言っても実際に現場はみんなそうですから。。。。。。。。。。
それでですね。実際に開業すると患者さんが

ー 迫田さん「それは間違っています!!!(大声)柔整師の業はそうではない!!」





次の週の授業の冒頭で先生が

ー 先生「辞職する事になりました。先日は私の口から柔道整復師を育成する人間としてあるまじき行為・言動をとった事を深く謝罪いたします。」

と言って、半ばクビのような形で校長先生と一緒に教室を出ていきました。


こうなるまではあまり意味が分からず、「何言ってんだこの人?」くらいの感覚でした。


どうやら学校側に抗議の手紙を出したようです。




うるさい小川

月日が流れてある日。

校長先生がいきなり授業の始まる前の教室に入ってきてこう言いました。

ー 校長先生「今私は本当に気分が悪いです。学校側に手紙が届きました。
「授業中にうるさい人間がいる。非常に迷惑です。」と。(この時、校長先生は何故か私を見てました(笑))こんなのを送ってきて・・・・ふざけてるわ!正々堂々としなさい!!」

と言うと何故か迫田さんが慌てて立ち上がり

ー 迫田さん「校長先生!!今、○○さんが長い事学校に来ていないのです。私はみんなで○○さんに励ましの手紙を書こうと思うのですがどうでしょう?」

と全くつながりの無い話をしだしました。

そして、その日から数日、心なしか迫田さんは私に対してやけに親切でした。


私もクラスメイトも確信しました。

「抗議の手紙を出したのは迫田さんで、うるさいのは「小川君」だった」

と。(笑)


※一応自分で自分をフォローしておきますが、うるさい時はあったかもしれませんが、大多数の人は笑っていました(汗)。小倉先生という人からは、全体補講の時とかに
「小川さんがいると本当に助かります!!ほっとしますよ~」
と言ってもらえるほどでしたので。
ただ実技の授業の時は確かに授業内容に関係の無いうるささはあったかもしれません(汗)
迫田さんは私のすぐ後ろの席でしたし。



耳小骨の覚え方

前置きが長くなってしまい申し訳ありません。

耳小骨の覚え方です。

・耳小骨とは・・鼓膜の中にある鼓室という所にある骨で、鼓膜の振動を内耳に伝える役目をしています。



構成は3つの骨でできていて

内側から

【ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨】

という3つです。


ある日、私が

「これどうやって覚えようかな~。「土をキムタクが食べたら危なかった」かな~。」

と言っていると

迫田さんがすかさず

「尽きぬアブ」(ツキヌアブ)

だよ。と言ってきました。

え???

「尽きぬアブ!!アブは耳元を飛び回ってブンブンブンブンうるささが尽きないだろ?だから「尽きぬアブ」!」


おう!!なるほど!!!ありがとうございます!!!!!

って・・・・・

嫌味でしょうか?(汗)

気のせいかな・・・(汗)


という感じでしたが、

最後は一緒に柔道のペアを組んで実技試験に臨むほど
息が合ったコンビネーションを魅せておりましたのでご心配なく。



迫田さんへ

まさかこれ読んだりしてませんよね?

愛してますからね?