9月25日


10数年前、鹿児島に帰省していた際

正月明けの夜に

僕、文紀君、洋介君、孝治君とドライブをしていました。


僕は肝試しに行きたかったのですが、運転をしていた肝試し嫌いの洋介君が断固として

それは許してくれなかった為、やむを得ず怖い話をする事になりました。


僕と洋介君、孝治君は小、中と同じだったのですが、

文紀君は別の小・中学で、高校が僕と一緒だったという関係で

文紀君と洋介君孝治君はあまりお互いを知らない仲でした。


文紀君の通っていた立神中学では

すごく有名な「本当にあった怖い話」

があって

僕も高校の3年間で4、5人から計5回以上は聞いたし、

その時の話をする時の立神の人の顔は真剣で、

特にソロじゃなく、2,3人一緒になって実際に起こった話をする時の

リアル感はとっても怖かったです。


そういう事もあって、

僕は文紀君に

「文紀、あの例の立中の怖い話してあげてよ。」

と言って、文紀君が話す事になりました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

内容は

体育祭か文化祭の打ち上げで20人近く集まった立神中の生徒らが

面白半分で廃養豚場近くの廃墟に肝試しに行った。

※ここが重要なのですが、中で起こった事は忘れてしまいました。

中にあった電話の受話器を耳にあてたら、変なオジサンが応答しだした。

その帰りに車でひかれかけた。

その夜、親にお迎えの電話をした一人の生徒が、

確実に家にかけたはずなのに知らない声のおじさんが電話にでた。

他にも何か怖いネタがあったはずですが、忘れてしまいました。

そういう事もあり、立神中の生徒は怖くなって

みんなでお祓いに行った。

・・・・・・・・・・・・・・・

という話だったのですが。。。。。。。。。。


洋介「それやばいね・・・・・・」


孝治「・・・・・・・・・・・・」





孝治「・・・・・・・・・・・」





孝治「それってさ。。。。。。。その場所なんだけどさ。。。。。。。

もしかして養豚場の角をこう行ってあー行ったとこのあれがこうなった家??」


文紀「だよ。」





孝治「お前それ・・・・・・・・・・・・・






俺の死んだオジサンの家だって!」






小川・洋介・・・爆笑



小川・洋介「自分のオジサンの家を肝試しされて、しかも呪われてお祓いにまで行かれるってやばいでしょ!!」

小川・洋介・・・爆笑

孝治・・・苦笑い


真面目な文紀・・・申し訳なさそう





その後、大酒豪の文紀君は人生で初めて泥酔し、人生で初めてお酒で吐き、人生で初めて記憶を無くし、人生初の強烈な二日酔いに襲われました。

という本当にあった怖い話でした。