昔、日雇いで工事現場のアルバイトをしていました。
私をそこに紹介してくれた人は
「出来るだけ手を抜いてサボった方がいいよ。どうせ貰う給料は一緒なんだから。」
とアドバイスをくれました。
ある日、私より少し歳が上の新人さんが入ってきました。
すごく一生懸命に全力で働く人で、バテてしまうのではないかと思う程でした。
私は
「出来るだけ手を抜いてサボった方がいいらしいですよ。」
と言ってみるとその人は
「ここでだらけると次もだらけそうなんで。」
と言っていました。
その人はすごく良い顔をしてる人だったのを覚えています。
最初にアドバイスをくれた人はあまり人相が良くないです。
要領よく生きれる人は「上手く手を抜く」生き方でいいと思いますし
不器用な人は「一生懸命に疲れる」生き方でもいいと思います。
要領がいい人が「一生懸命に疲れる」生き方をすると疲れるでしょうし
不器用な人が「上手く手を抜く」と得るものは少ないと思います。
そもそも要領がいい人は他人に
「上手く手を抜け」
なんてアドバイスしません。
辻褄が合わない生き方を積み重ねると
嫌なオーラが身体から滲み出てしまうのではないかと思います。