仙骨から頭の骨の後ろや首の後ろにかけて、脊柱起立筋という太く大きな筋肉がついています。(途中の胸椎や肋骨にも停まりながら)
この筋肉、すごくすごく大事なんです。
身体には姿勢維持筋といって常に働く筋肉が存在するのですが、上半身(腰~首)の姿勢維持筋は全面が腹直筋で後面が脊柱起立筋です。
どちらかというと、負担は常に後面の起立筋にかかっています。
だからよく腰痛対策で腹筋をつけたほうがいいというのは、前と後ろの姿勢維持筋のバランスをとりなさい。
という意味なのです。
どうしても後面と前面では7:3くらいになりがちなので。
脊柱の際には表面から深い所まで筋肉がはりめぐらされていますし、
その横の脊柱起立筋も実は表面の筋肉で、下にはまだ筋肉があります。
この脊柱の横あたり。
緩めるとマジックがかかるんです。大体。
人間の身体は本当に神様が作った奇跡で、全部つながっていますから。
身体を動かす際の基本の基本、背骨の際さえゆるめればまず全身が結構緩みます。
本当です。
ふくらはぎの張りも、太もものはりも、前腕も上腕も頸も肩も頭も。
(内側でいうと、頚椎と仙椎からは副交感神経が、胸椎からは交感神経が出ていますので自律神経も整いますし)
だから僕もまず最初に背筋あたりからほぐす事が多いです。
その方が効率が良いと思うので。
イメージでいうと靴紐をほどく感じです。
身体を靴に例えて。
靴紐が脊柱起立筋で、疲れて強張っているとこんな感じで足が抜けない状態。
それを緩めてあげるとこんな状態。
靴紐がガチガチでつま先までうっ血した状態で施術するより、
まずは靴紐をほどいて足先まで血を巡らせてからなら、スポッと足も抜けるような。
って
この例え大丈夫ですか??
この靴紐話、結構するのですがあんまり納得してくれる感じが出ないんですよね。。。。。。。。